白色矮星、/印あかり
 
白色矮星、
大切に ハンカチで包んだ
時間に刻まれて、
泣いていて かわいそうだった

音ではなく 文字でもなく
心臓に「ありがとう」をもらった
もらいすぎて溢れて、
勿体ないよ って笑ったら
わたしは体が崩れてしまった
だけど痛くなくて、怖くなくて
祝福だ! とすぐにわかった

崩れた体は、チーズのように
伸びたあと、そこでちぎれて
またちぎれて ポロポロ
いつの間にか 光の粒になって
見えなくなって

やり残したことはありませんか

何者かが
それを最後に、わたしは

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