みずいろの深い夜/
秋葉竹
にんげんに、
やさしさばかり、
求めるのです。
そう云えば、
降り積もる真っ白な雪はいつだって、
真綿のように
やさしそうに
だけどすこしだけ
儚げに、
視えて、
そして、
消えて、ゆき、
ましたっけ?
ひとりっきり、に
傷ついてしまった、
みずいろの、
《深い、深い、深い、》
夜に。
あれ?
いつのまに?
やさしさに?
溺れた………?
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