眩しかったのさ/秋葉竹
太陽はいつも
泣きたくて
それをかくすために
明るく笑ってるんだ
って
知ってた?
それでもかくしきれない
悲しみや切なさが
白い雲になって
それでも癒されない
辛さや傷のあとが
灰色の雲になって
そして
ポツリポツリと落ちる涙が
雨なんだ
って
知ってた?
だれだって
ひとりじゃ
寂しい
もんね
だから
我慢してでも
無理をしてでも
みつめあって
笑う『生』を
生きること
それが
いちばん
ままならないんだけどね
心が
痛い
とき
それでもやっぱり
太陽をみあげて
そして
泣きそうになる
けれど
泣かず
涙がにじんだのは
「眩しかったのさ」
と
ちいさな嘘をつく
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