こえださんちゃろうどくはしちょるけぇな/よるもと
擦れあって鳴ってるんよ、なんせ、若々しい心臓。ほら本棚に背ぇもたれかかって朗読するとええよ。こえはからだや。ろくがつのけっこんはカエル、キスとか、うみなみ、おろろ、うみなみ、おろろですわァほんまァ!
ええんやで、こえださんちゃ。
ちいとすくわれてみるスプーンのうえに乗っちゃる(ギンギン響く)、ちぃこいおまえの息が、おらに、とどくよに。キライじゃぁね、ああそうさ、キライじゃあ、みんなみんな。エレクトロニカが、泥ぅ、泥ぅ、して気持ち悪ぅしてしゃあないねん。うみ、なみ、おろろ。
すこぅし朗読してみんさい、アイササ、民謡と変わりない、思春期なんさ、貝ガラ、掲げておどりゃんせ、歌わんちゃ、歌わんちゃ「あるところに」歌わんせ、歌わんせ「あたしがいました」アアイ「あたしは」そいで、そいで「どこいきゃええですか…?」アアヨイショ……
ふけてく夜とか裏切りもんじゃい裏切りもんじゃい、あたし朗読することにします、もうみんなみんな聴きゃええんです!ビックリするけぇな、あたしの声きいたら!ひっくり返ってお星さんなっても知らんケェな! な!
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