IQ500の蕎麦屋/こんにちは!みんです
 
ぎて英語ができない…


「まさかの客」は、先のフレーズで蕎麦屋に共感してしまうような聞き手のうちの一人だ。彼は「IQ1000」と、一般的感覚からすれば「蕎麦屋」よりも2倍「頭がいい」ということになるが、私の読みではこの「大学生」もおそらくこの店主と同じ人生を送ると考えうる。「Fラン大学生」になってしまったのは、彼の能力面での価値が世間から認められなかったからだ。「頭が良すぎて英語ができない…」とは、「頭がいいってなんだか悲しいね」と同様、IQが高すぎることの弊害を嘆いているもので、店主の境遇と共通している。また、一般的に「Fラン大学」の卒業生は有名企業や公務員といった安定した仕事に就くこ
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