__シズム:秋の心/あらい
ごを密売する
姑息な手段を積んだふといからだに、
網目の羽根は脆く 千切れて飛べぬ。
かじかんだ手で
みちと土踏まずを行き交わせて
関係しあって、いる。
『僕ら』という名前はどこかしら
連れ去られた、
後始末を忘れ
約束もそぞろになった
いっぱいいっぱいの彼方に
遙かなる夢に、
栞を挟んだものだったか
こんな風に飛び出す絵本を
いままでボクは知らないまま
だったのか
ときすべやかに
/安心して おやすみして おやすみ
曰く『混沌とkosmos』
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