「詩的な夢想」/ジム・プリマス
 
こんな寒い日には
古いカフェに行って
温かなアイリッシュコーヒーを飲みたいな
店で流れているのはジャズで
可愛い制服を着た
アルバイトの女の子がいて
その子が温かなアイリッシュコーヒーを
お盆に載せて運んでくる

そんな詩的な夢想をしてみた
年金暮らしの俺には実際に
そんなことをする
経済的な余裕はない

現実の俺はワードの白い画面に
向かいながら詩作をしている
煤けたハーマンの電気クラゲから
流れてくるジャズを聴きながら
ジム・ビームをラッパ飲みしている

ラッパ飲みをしているが
胃に負担をかけないように
コーラで後追いしながら
慎重に少量ずつ口に含
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