全開、純式ッ!/秋葉竹
 




堕とされて
涙もかってにこぼれちゃう
《純の道》は遠くて険しい


悲しみの
数だけいつかはしあわせに
なるという嘘、だけ、信じるわ。


《純》がまっすぐに
立つには《杖》がいる でしょ?
それが《あたし》と云っているんだ!


純な気持ちをなげうってる人がいた
お金持ちに
なれるといいね


見下ろす天使よ、
世界はおまえにひれ伏さない
ただ純愛を、守る、守るよ。


いつまでも凍えるような小声でね
孤りがこわくはないわ、と呟く

堕天使の
真っ黒な羽にくるまれて
寒いけれども、ふたりで生きたわ。


ただそこに
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