ハローバイバイ ショートバージョン/モマリサ公
 
ルジムとゆれつづけてるブランコ
窓の内側の家族のしょうもないインスタレーション
指先でなぞりながら満ち足りた輪郭を
全否定する
いつか忘れちゃうタイムライン
ながれてしまった過去たち
停電した信号機は真っ暗
道路には泥水が流れて
わたしたちは船みたいに交差点を沈みながら曲がる
もしもしあたし?
つながらないスマホの画面を顔に押し付けて
ピクニットシート
サンドイッチとバスケット
リネンのワンピース
人類という記号なのか
ツタヤの中を水平になって徘徊しながら
太陽のことを考えています
のしあがってやるからみてな
的なセリフが繰り返され
まわりにいるみんなに

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