遺伝病流星群/あらい
 
こじんまりとした鳥籠の中にいる。

なんでも死角に置かれたエネルギーは
予測不能な羽布団を破り、
おもてなしの回路は交互に深淵を覗く

郵便受けからはみ出るところから始まる映画鑑賞
血と肉はミニスカートを描いて
夢また夢に瓜二つの赤ん坊をとりあげる
ただの群生地、蝶板のビル群に消毒液をぶちまける

貧乏性メタモルフォーゼ。

エロ漫画にも短編集にもならない、ただの脂肪分、
ぬいぐるみたちが墜落する。

なるほど歴史書の至る所へ生き移す
経口補水液に浸る
おそらくこれはサンプルに弌つ
天地無用のくせに 眩暈が襲うものだ
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