お月さま/秋葉竹
なにひとつ
困難な道なんて知らない
なにも要らないから
なんだってできる
こころはただひたすらに
君が好きなだけ
想いを告げる言の葉は
ほんのすこし恥ずかしくて
ちゃんと真っ正面から
君の瞳をみつめられない、ダメだね
夜になったら
すこしだけ勇気を出して
むかしの尖ってたカッコ良さを
ちょっとだけ想い出して
まずは
ちゃんとお月さまをみあげる
そして
その次にはきっと
きっと君の瞳をみるよ
そしてこころからのこの、想いを
でも、
小さな声でささやく、よ?
ほかにだれも要らない
墓になに
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