お月さま/秋葉竹
 



なにひとつ
困難な道なんて知らない

なにも要らないから
なんだってできる

こころはただひたすらに
君が好きなだけ

想いを告げる言の葉は
ほんのすこし恥ずかしくて

ちゃんと真っ正面から
君の瞳をみつめられない、ダメだね

夜になったら
すこしだけ勇気を出して

むかしの尖ってたカッコ良さを
ちょっとだけ想い出して

まずは
ちゃんとお月さまをみあげる

そして
その次にはきっと

きっと君の瞳をみるよ
そしてこころからのこの、想いを

でも、
小さな声でささやく、よ?

ほかにだれも要らない
墓になに
[次のページ]
戻る   Point(1)