詩の日めくり 二〇二二年二月一日─三十一日/田中宏輔
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二〇二二年二月三日 「森田くん」
高校のときの同級生に、野球部だった森田くんがいた。いつもにこにこして、ほがらかな人柄だった。ある日、こんなことを言われて、びっくりしたことがある。「おれに双子の兄弟がいて、彼は生まれた時から寝たっきりで、いまだに寝たきりなんだ。」と。ぼくはびっくりして黙ったままだった。
二〇二二年二月四日 「ふるさと遠く」
ウォルター・テヴィスの『ふるさと遠く
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