いつかの空/
ミナト 螢
出口を探して
歩いてた
抱えた問題を
何かにぶつけて
小さくしようとした
それなのに空は
痛みも見せないで
全てを受け止めた
さっきよりも
赤くなって
僕は晴れたけど
空は暮れてゆく
荷物を預けたまま
鍵を掛けて
夜が始まろうとする
戻る
編
削
Point
(2)