Tr?umerei/あらい
する
(烈日へ。)
歪な平行四辺形をペーパーナイフで作り出す
この位置からは誠
白熱球は公転している
「軌道はわたくしを何処へ導くものでしょうか、」
平面的で運と未来を運ばせますはこの手に、
小さな岩礁の、散ったかけらが口をひらいては。
消えてしまわぬように香炉に焚べる
取り急ぎ
紛れ込んだグライダーから音信はないのだが
鮮明な到達点へ求めて
急に鳴り出した、
『ぼくら』
このあいだに足を取られても
引きずり篭まれた不死身の速度では忘れ去られない
命綱をブランコに射止めた、そのゆらぎ
銀の名を舌であじわい、
場で死んだ花はぶらりとダブついて離れない
目がくらむように転び出る
なにか
、空回りしているように
朦朧を浴びる。
のぼせているのだ、気づいたときにはもう遅く
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