中秋の名月の、「よふかしのうたぁ〜?」/秋葉竹
むろんとーぜん、してますよ
よふかし
駆けても、走っても、跨いでも、いませんし
したら必ず幸せになれるって訳でもないののに
しちゃってますよ、
よふかし
いまが人生で一番、
とてつもなく生真面目な顔して
生きてるって
気がする
みんな、
どのように嫌なことに
耐えて笑って
生きているのだろうって訊きたくなって、
昔から嫌なことが嫌いだったので
(みんな、そうだろうけど)
引き攣った顔で
みんなのつきあい上手なとびきりの笑顔を
観測しているよ
(みんな、えらいよなぁ〜)
よふかしを好むという
吸血鬼の
悲しみを
わか
[次のページ]
戻る 編 削 Point(1)