いつか、幸せに/秋葉竹
 





忘れられない歓びに、溺れ、未来を見失う


汚れてしまったあの夜の、ナイフのような三日月


誰も信じない、あの夜天使の抜け殻をみたから


捕まった心、ふりほどきたくなる、しがらみたち


その聖域を、黄色い砂の嵐が踏み躙る、そして夜


いつか、真夜中3時に流れる異国の歌を聴くだろう


だけど真っ白なままで、和紙みたいに破れる夢


いつか、ケラケラ笑って死ねるなら、生きよう


だけど風に吹かれるとふと、楽しい過去を振り返り


ひとりで、生きられるくせに、ひとが恋しい


だれでもいい、私の心を温めてください


泣きそうに祈ってしまう夢をみて、羽根を失った


だれでもいい、私を幸せにしてください、そして









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