goodbye/
ミナト 螢
風が冷たくなると
君の低い声が
冬を伝えに来るのです
頬を横切りながら
口づけをしない
君の幻は
元気そうで
会えなくなっても
きっと動いてる
君の時間を
僕は奪わない
消えるどころか
現れて叫んだ
あの日から
さよならをしたまま
生まれ変わる星のように
僕の瞳はきらきらと光る
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