あや/
あらい
都会の喧騒を呑み込むように静粛に貶める
一面記事も褪色する。その差額は乱雑な呪文に
溺れたキミとボクが手を伸ばしても追放された。
色を潤ませた燭台を利き腕に持ち、
観覧車も電飾も車のヘッドライトも、
ただロマンチックな眼差しで捻じ曲げられる
ピクリと潤んだだけ
蜩はカナカナと凪いて無慈悲にたどり着いた
まあるいだけのガラス細工の
瞳に伝染る トワイライト
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