ピーターラビットのうた/マークアーモンド
柔らかな機械
拘束されない想像力
サイバネティクスの夢は
四肢をもがれたバッタのように
プレイリストのなかに埋め込まれるのだろう
残酷な朝は天体を廻し
透明な朝をスルーしてゆく
1000の眼をもった巨人が世界の出口を塞ぐ
あるいは海洋の水栓をぬいて地球を日干しにしてしまう
アジアの神々がギリシャの神々と談合し
ジーザスクライストの所信表明にざわめいて
僕たちはすべてを見た
僕たちはあらかじめきめられた経路で
論理哲学論考を最後まで読めなかった
戦争と平和を読み切れなかったし
ドストエフスキーももてあました
僕たちはこのIQでいきてゆくのだろう
あたらしいアイデアのない小宇宙が僕だ
生産性で言えばだいぶ低下しているわけです
生きる罠とたがはいつも狡猾に
肉をえらんでいますがトラップに
捕まる僕たちはピーターラビットほど
賢明ではないのですね
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