(眺めれば・・・)/田中恭平 new
 
眺めれば
山の威厳に 言葉の無力さ
病に侵された 脳 なので
スピリチャルより とおく身を置き
パン、 は食べず
ミルクティーで薬を服し
頭中 身体 空っぽになりたくて詠む

にっぽんの 敗戦の日に暇を貰って
私とひとしく 病を抱えた妻を看病し
人はパンのみで生きる、にあらず
神の言葉によって生きる と
かの イエス・キリストさんの
言葉を思い出し
過ぎてゆきます 時刻まれて


彫刻される 生活は
私がすこうし デザインしたものだが
雑なこころが 反映されて
未だ 落ち着きどころを得ない 雑な部屋となり─

又 雑な部屋は 雑な頭にして
くさくさするが 
太陽を眺め ぼうっとすれば どうでもよくなる
一切を捨てる──どうにでもなれ


やがて曇りより晴れ空となり
野心は希望に更新されて
ここまで書いて 息 の切れを感じる
文章の 息 の 切れだよ


眺めれば 山の威厳
一切皆苦をまぎらわす為 物は生まれた
この世を少し楽にする為
私は生まされた


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