いつか、虫になる/秋葉竹
 




風船が粉々に割れる、なにが終わる?


落下した天使が楽しそうに、踊ってる


よみがえるのは針で嘘を刺された夜明け


暮らしのような諦めた笑顔、無口な人


夕まぐれ、だいだい色の温かさと手をつなぐ


いつか、虫になるのは決まってる


だから射し込む光がある意味、無残な












戻る   Point(2)