詩の日めくり 二〇二一年五月一日─三十一日/田中宏輔
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なぜ、ぼくが、T・J・バスの『神鯨』に固執するかというと、死ぬまでに再読したい本の1冊だったからである。数か月前に再読したので、もう読まないかもしれないけれど、もう一度くらい読み直すかもしれない。やっぱり傑作だったからね。
一時期、底値が7000円以上もした、『スターシップと俳句』が、いま、Amazon で、底値が705円だ。適切だ。この作品も、死ぬまでに読み返したい本の1冊である。傑作というわけではなく、怪作という意味で読
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