詩の日めくり 二〇二一年三月一日─三十一日/田中宏輔
 


 藤井晴美さんから、詩集『マスキング』を送っていただいた。「ぼくは度々人格変換をしたので、その都度人間関係につまずいた。」という詩句ではじまるタイトルポエムから、読むと、ドキドキする詩句の連続だ。詩集の賞をとっていただきたい。 https://pic.twitter.com/UR5rypfUPf


二〇二一年三月十一日 「清水鱗造さん」


 清水鱗造さんから、小説『顔面島』を送っていただいた。独特の主人公たちの名前は健在だ。清水さんの小説を読むたびに、心臓がバクバクする。どういった思考の構造をされているのか、いつも不思議に思う。今作も異形の作品だ。 https://pic.
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