詩の日めくり 二〇二一年二月一日─三十一日/田中宏輔
 
2IB 『ゼーノの意識』は、『ゼーノの苦悶』の新訳だったと思いますが、主人公がまったく情けない人間で、女に振られて、ハンカチをかざして、その陰で涙を落とすシーンがあって、読んでて笑いました。T・S・エリオットが読むのをすすめていた記憶がありますが、ぼくの記憶はあいまいなところがあります。

@rztg0nrSOZb72IB イタロ・ズヴェーヴォという名前の作家だったと思いますが、イタリア人で、銀行家で、英語の家庭教師に、エズラ・パウンドを雇っていたことがあったかなと思います。が、これまた、あいまいな記憶力のせいで、正確ではないかもしれません。でも、たぶん、そうだったかと思います。

@rz
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