春秋に富むとすれば/あらい
満場一致の湿った場所にギョロつく子と
山犬の道理、光芒は肩を並べ
あしの速さを競うように、
浅瀬に乗り上げあとに続いていく
噴霧器の全勝。
それは唇が触れましたか。
えぇ、
次第に伸縮する病魔と春本の狂宴は
船荷でしかない。
承諾する、
現在進行系の廃棄物の優先順位に、ほら細くなる、
技巧として
流れ着く絹織物、
異名を過ぎ去った見聞を
溶け込ませる点眼薬の操り人形、
もう
膨らんだばっかりに、
消毒剤の通りいっぺんに空かす、
輪をかける大鼠と孫たちが、あぁ封が梳かれる。
そんで軽薄に駆け抜ける、この罪は
どこまでも死に相当する、これでは
苦しみに
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