国立国会図書館の『個人向けデジタル化資料送信サービス』/藤原 実
 
はじめに昔話で恐縮ですが、二十年以上前、パソコン通信のニフティサーブ時代の『現代詩フォーラム』でのことになります。
フォーラムに投稿された他人の詩句を並べ替えて、そのまま自分の詩作品として投稿した方がいて、許しがたい行為であるとしてフォーラムの多くのメンバーからいっせいに非難されるという出来事があり、私は自らの詩に対するスタンスから擁護(そんなつもりはなかったのですが、論争の成り行き上そうなってしまった)側に立って持論を展開したのですが、全く理解を得られず、賛同者もなく、そもそも議論の発端となった投稿者も沈黙してしまい、私がひとり袋叩き状態になってしまったという悲しい思い出があります。


[次のページ]
戻る   Point(3)