夜を越えて/マークアーモンド
 
夜を越えてぼくらは生きてきた
いくつもの世界をたずさえながら

時を言葉に変換してやっと生きてきた
ぼくの笹舟は銀河のどのあたりまでゆくのでしょう

ぼくは僕であることが面倒くさくなって
あるいは他者であることもできなくて
ただ自分であるのです

時々でよいから僕を思い出してくれたまえ
どうしようもない男だったと

とにかく食べようぜベイビー
大衆食堂でてんこ盛りをたのもうよ

経済は国に任せてとりあえず食べようぜ
教育は国に任せられないのだが
子供はすでにかってに遊弋しているし

今日は詩人の夜です
星が降るように言葉が訪れると良いのですが

たく
[次のページ]
戻る   Point(7)