自由律俳句 2022.07.06(水)/田中恭平 new
 
 
 ついに無一文となり来週がとおい

 きょうも罪を犯す魂を壊す夕

 仕事駐車場をあちらこちらへ

 明日も仕事のあたらしい安全靴

 妻を哀しませる遅い帰りとなった

 夕餉は茄子らしいわくわくする

 けさは早く出て涼しい内に荷を運び

 しごとの車のなか煙草がまんしている

 昼飯は豚肉を頂いた合掌した

 会社員を待つことながい仕事であった

 昼休み事務所を抜けて炎帝の徒

 青草に放られたビニールに光り

 妻が咳をするドキリとさせる

 高い、高い、夏夏

 今宵の茄子は郵便局で買ったもの

 空が立派過ぎてさびしい

 休憩しつつも草抜いていた

 虫が鳴きだした悩み深くなる

 紫陽花は意識の流れを失って


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