まるどらロッキー/自由美学
 
まだるいベッドの上
まるどらのはみ出した先っちょを不意につまみ上げると
焼きマシュマロがどろりとクラッカーからずり落ちた
ああ果てしなく伸びていくだけの朝
しかしこのだらくは健全である

ある日とろけた先で一回転し
奴はわたしの日常の隙にすべり込んだ
そしていつしか風景になった
気がつけばいつも
脱衣カゴのふちにぶら下がった靴下みたいに
奴はさりげなく行事に参加していた

まるどらロッキーよ
おでこのMマークはマシュマロのMかまるどらのMか
いつになったら教えてくれるんだ

なにこれもつきあいだ
ヒトぐらいまで退化してやるよと
奴はそのうち液体になり
部屋の
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