もしも裏返った星にたどりついたら/来世の
窓辺で飛行船をながめていた彼女も
結局は海の底 深く深くただよって
そうだね、
かみさまは後ろ暗い思いをかかえはしない
きりがないからね
突然にねむたくなったり
ねむりたくなったり
まあるく走る萌黄色のラインに
ひもすがら ゆられてみたくなったり
もしも裏返った星にたどりついたら
わたしのこと憶えているでしょうか
利き手は反対に
三角タイは色ちがいに
地面は屋上に
そんなあべこべな世界で
机ふたつ繋げ おべんとう広げ
きみとおはなしできるでしょうか
骨組みの上を歩きはじめてすぐに
踏みはずしたローファーが
まぬけに真っ逆さま
時間差 水飛沫の
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