どうゆうゆめ/竜門勇気
 

どんなに新しくて
いい匂いがすることも
僕を捕らえられやしない

しまりのない顔で
へらへらと笑いながら
台無しになったケーキを
踏んづけて歩いていく

クソのようだな、お前は
そうですか、どうぞクソのパイを召し上がれ
無限に渋くて飲めない紅茶を
無限に甘くするためあんたは粉砂糖を掬う
”立派な大人になりたいの”
どんな夢だよ腐って終われ

僕の世界について
ここは最悪のジョークと
出来損ないの皮肉と
食べられないトリュフが歩き回る
テーマパーク・オブ・パーフェクション
気持ちいいだろ?おい、死にぞこない

猫背のガキが弁護士に電話
”なんて無意
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