詩の日めくり 二〇二〇年八月一日─三十一日/田中宏輔
2作目は、ジョー・ホールドマンの「怪物」だ。ベトナム戦争ものだ。タイトルからすると、本物の怪物がいたかも、と思えるが、本文を読むと、主人公の黒人青年が怪物だった可能性もある。
二〇二〇年八月七日 「空隙」
3作目は、カール・エドワード・ワグナーの「空隙」性転換手術した絵描きのドラッグ漬けの話。ホラーでもなんでもない。
4作目は、W・H・パグマイア&ジェシカ・アマンダ・サーモンソンの「蒼(あお)ざめた震える若者」ノイズ・ミュージックをやってる若者のバンドのボーカルが首を吊って死んだという話を聞いた30歳の男が、その場所で、大音量のノイズを耳にするというもの。
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