春を歩く/秋葉竹
 


散る花が
海辺の風に舞わされて
クルクル回って君の髪まで


真剣に
願ってるんだ春風に
乗って想いよ、君に伝われ


虹をみた
高速道路で泣きながら
笑ってしまった、時間よ止まれ


ほろほろと
落ちる花びら真夜中に
泣かないための練習をして


街に吹く
乾いた風に眼を開けて
ブレずに生きさせてくれと祈る


髪を切り
心をどこかに置き忘れ
古い歌から逃げたい休日



守りたい
誇りが暮らしに消されても
間違うわけないふたりの秘密を



辛いとき
信じた君を想うんだ
それで心が立ち直るんだ













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