柔らかな日々/マークアーモンド
 
漂流記も六十八年に及ぶと疲れてくるが
ときたまの発信が僕の生きている証ならば

更に時を重ねて漂流するばかりなのですが

方丈記にある泡沫は淀みにあって
もう暫くは世の中を眺めているのでしょう

ランボーのようには燃焼できなくて
ジミヘンみたくは弾けなくて

ボブディランのようには歌えなくて
ヨーヨーマのようには語れなくて

チェロが大好きなのですが
坂口安吾が恋した女流作家はさすがに美人です

フランクザッパのように生きたい
想いは泡沫に似て瞬間に消えてゆくものなら

サディスティックミカバンドのように
加藤和彦のように自分を終えたいのかもしれません







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