だから、生きている(改)/
秋葉竹
みてはいけないのか?
いつも、
彼女の綺麗な顔が割れる瞬間に
心の底に湧き上がる死に急ぐ天使たちの魂を
瞳を輝かし、ジィッとみつめるのだ。
けっしておれが死にたいわけではない
氷のほおに、
そっと涙が伝う。
その悲しみを忘れてしまったんだ
そして
忘れてしまったことだけを
いまでも覚えている、
そしてそのことを
二度と忘れない、
夜を生きている。
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