何かを忘れても/こしごえ
 
何回でも
繰り返し言います。
今日も無事に
私は一日を
終えられた
と手を合わし目をつむり
ありがとうさま
と。何かを忘れても

あの人が居なくなってからも
いえ むしろ
あの人が居なくなったからこそ
詩を書くことを私は
やめちゃならないような気がする
そうね でも
あの人のためにっていうわけじゃない
あえて言えば、私の
いのちに従い
詩を
書く
何かを忘れても

あなたを思う。
私は恋愛はしないので
恋愛するという意味ではないけれど
あなたを思う
何かを忘れても

何かを
忘れていても
あなたの言ってくれた言葉を
そよぐ木々の青葉を
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