まったくの、純情。/秋葉竹
っても、忘れない
けっして、ね?
諦めてしまったら、彼女をみあげることも
できなくなりそうで………
美しい野に咲く白い花を
摘み切るような笑みを浮かべた
斜め上を向いてる彼女の
その笑みに
捕まった僕は。
恋の罠って知ってて
捕まっちゃったかな?
くらやみの道でもいいさとうそぶくよ。
未来がなくても、ね。
なんていうかなぁ、
初めてなんだこんな幸せ
まるで背伸びしている、
まったくの、純情。
罪を待ち
明らかにしたのはその罪の
果てを綺麗な彼女がゆくから
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