眠れない夜に君をみていた/秋葉竹
 


朝焼けに
まだ消えてないうすい月
小さな花の
香りがしたよ

いつまでも片恋なのは切なくて
好きを飾って
リボンにします

バカヤロォと
酔って泣いちゃう春の夜
もっといっぱい好きになってよ


桜からゆっくりこぼれる花びらと
十九の夕暮れ
みだらなキスした


その夜の孤独はすこし痛すぎた
君がいるのに
ひとりみたいな


傷ついても
泣かないんだね
やせ我慢
している君を
そっと
みていた


くちびるを奪える寝顔をみてたんだ
朝になるまで
ガマンしながら


どこまでも
君のとなりにいさせてと
春の陽射しの眩しいわがまま










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