心にしまった青い宝石/viraj
 
肉体労働者の人生を正当化する売女のフェラチオ。
努力した学者の人生を正当化する様々な栄誉。

そういったものにもまして、ひとかけの愛が、疲れた人類の労苦を正当化してくれるのだろうか。

あれは、冬の寒い東京での一夜であった。

彼女は、仕事帰りだった。

「会ったら、どんなことしてくれるの?押し倒してくれる?」
そんな会話をしながら待ち合わせ場所まで、車で来る彼女。

会うやいなや、彼女は、私の手を、自分の性器と胸に押し当てた。

そして、そのまま、夜道をホテルまで二人で歩いた。

ホテルのキーを入れるのに慣れてなくて、彼女が教えてくれた。

部屋に入るやいなや、抱き合った。暗闇の中で。

ああ、心が満たされる、官能の一夜だった。

あの日の官能を思い出すと、今でも少し酔いが回ったような気持ちになる。

うら若い彼女と、最後は、バスルームでオナニーを見せ合って終わった。

彼女が帰った後も、うれしくて眠れなくて、早めにホテルを出た。


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