詩の日めくり 二〇一九年十一月一日─三十一日/田中宏輔
 
いた。


二〇一九年十一月二十四日 「2011年4月8日のメモ」


 ひとの作品を評するときの言葉には気をつけること。ときには、いや、かならずだと言ってもいいだろう、それは、自分が自分の詩をどう思っているのかを表わしているのだから。


二〇一九年十一月二十五日 「考察」


 過去は2つある。した過去としなかった過去である。した過去は現在につながっている。では、しなかった過去はどうか。これもまた現在とつながっているのである。


二〇一九年十一月二十六日 「日付のないメモ」


その雨は顔となり、その顔は雨となった。


二〇一九年十一月二十七日 「
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