春を抱きたいんだよ/秋葉竹
ひとりで
生きること
絶望が胸板を刺し
聴こえるのは
闇の中の静かなつぶやきごえ
だれ?
どこで
生きてるの?
パソコンに向かう深夜
気づくと
黎明
ひとりを終わらせて
冬を終わらせる春陽の訪れを
待つ
春を感じ
川岸の土手を歩いて
そっと君の
横顔をぬすみみるよ
降るは桃色花びら
ひらりひらり
桜に酔ってそうな
そして
気が大きくなって
求婚してしまいそうな
君は
微笑んで
いてくれている桜トンネルの下
つくしんぼ
唇に
当ててみて
むかし吸ってた
タバコの真似してみる
ぷはぁ〜
とか口
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