花の声/秋葉竹
甘ったるい
花の香りがする季節
君を想って、虹を渡った
孤独だと
瞳の色が語ってる
ようにひとすじ流れ落ちたね
赤色の
口紅塗るのがへたくそな
しあわせだという、桃色の歌手
嘘じゃない
泣きたいほどの幸せが
真っ直ぐつづく道を知ってた
情熱は
そばにいることだと思う
寒い心にさせないために
月の声
震える心に入りこみ
「ダイスキ」なんて嘘つく面影
甘すぎる
さよなら色の花びらが
ひらひら舞う春、君とあそんだ
深夜2時
空気が澄んだ冬の部屋
孤独の声を聴いてしまった
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