自由律俳句 2022.03.12(土)/田中恭平
 

朝寝坊して路傍の草となっている

戦争は悪い夢の残滓よりもたち悪く

換気の、開け放した窓のちかく書いている


財布を整理する、財布は私だ

お腹が空いた、薬缶が鳴ります


大根負って坂のぼってきた

血が足らないぞ肉食べたいぞ

輸入菓子食べてやはり気分悪くなるのか

エゴの思い通りのからだしている

変化か、なぜ句作するのかわからない

とにかく座禅して陽の暮れるまで


 
 
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