ペーパービュー/末下りょう
 
スケットの 散らばる粉を タオルケットの温もりに残して
テーブルに置いた短編と観念
飾り窓地区での口論と 破れたカーテン
道端のオルタナティブ ライト
ファシスティック リベラリズム
フルブライト レフト
懐のネポティズム
歴史のリバース エンジニアリングと情報のジェネリック
小さなコインランドリーの漂白剤とエスニック クレンジング


早朝のミカ ブルゼジンスキから深夜のタッカー カールソンまでの 街を染めるチャイナ ホワイト


闇は構造もなく、表面積もなく、わたしとの間に距離もない純粋な消去だと

それなりの個性はただ普遍性を前提にしていて


[次のページ]
戻る   Point(3)