詩の日めくり 二〇一九年八月一日─三十一日/田中宏輔
二〇一九年八月一日 「人生は物語って、よく言うけど」
物語を白紙にしていく作業が
ほんとうの人生なのかも
って思った。
さっき、マイミクのコメントを読んで
ふと、そう思った。
ひとりひとり
その物語の消し方が違うから
異なる生き方だってことね。
幸せが好きじゃないひとっているんだよね。
ぼくもそうだし
たぶん、エイジくんもそうだったと思う。
百億の嘘と千億のもしも、もしもで
いっぱい。
二〇一九年八月二日 「ヤリタミサコさん」
ヤリタミサコさんから、詩集『月の骨/向う見ずの女のバラッド』を送っていただいた。親しくしてい
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