彼に会いたい/ホロウ・シカエルボク
 
底には怒りがあるらしい、あの時はピンと来なかったけれど、いまはなるほどねと思ってる、自分を切り刻むような人生だった、それが表現というものだった、いまもそうなのかどうかということについてはよく分らない、でもそんな感覚はいつだって、ベーシックであり続けるだろう、いまや音楽だってクリックかタップだけで流れ続けるような時代だ、そんな中で、この馬鹿げた羅列は誰に向けて語り、誰を切り刻むだろう、もしも神と話が出来る人間が居るならこう伝えておいてくれ、この、クソ面倒臭い人生を―



どうも、ありがとよ。


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