闇のスケルツォ/マークアーモンド
夜を飾る女が闇のダンスの指南役で
秘密の原始をあじわう
夜間飛行の天使はときどき行き先を喪って
微かにきこえる古いブルースに耳を傾けている
闇のスケルツォは楽章をかえても
いつか交響曲になれるわけではない
戦略的撤退は夜に相応しい哲学なのだ
すべての小宇宙は雑草のように
これからも環境に順応して生き延びて行く
そして新しい生命をはぐくむのだろう
ちなみに僕はびっぐAで一番たれの絡まった
焼き鳥をつい買ってしまう少国民なので
渋谷駅前の再開発にはちょっと寂しいぐらいの感慨があって
道玄坂にバイクをとめてロック喫茶にきどってゆく馬鹿たれが
僕だったのだけれど
そんな時代もあったりしたのですね
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