自由律俳句 2022.01.21(金)/田中恭平
 
悩みひとつない朝の空気

アラームが鳴っている 妻を起こす

寒さ 炬燵でゆたりゆたりして

意識いまだ不安定を正す

軍手はめて聖書ひらいている

しんじつ妻はきれいな声で歌います

つかれ帰って夕飯まで長くとも仕方ない

煙草喫ってるだけで悪いことしてないでしょう?

煙草を一本折る

星空か天国か知れないまま生きる

 
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