ゆきの光景を/秋葉竹
瞳、濡らしてくれる白い清い喜びは
いまここに凍りつく冷たさで
でもほんとうは降り積もるゆきの姿で
わたしをほっこりさせてくれているんだ
あたりまえだけど君のことも、そうだろ?
足を踏み出す勇気を
この美しい世界に貰ったんだ
降るゆき、舞うゆき、積もるゆき
そしてそのせいですべてに感謝できる
それほどの、生活のガラスを撫でられる掌
それほどの、暗い希望の瞳に浮かぶ熱い涙
そしてそのせいですべてに感謝できる
ときは流れゆき、ときは変わりゆく
もういいかもしれないね
降るゆき、舞うゆき、積もるゆき
もういいかもしれないだろ?
ときは流れゆき、ときは流れゆく
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