自由律俳句 2022.01.10(月) 祝日 夕べ/
田中恭平
ふたりで歩いても寒すぎる
ひさびさ湯船で本を読む
稲垣足穂読んで頭が苦しくなってきた
剃刀で剃りすぎた顎が痛い
錠剤飲んでここちよくなって眠るのみ
妻の歌の周りに生活音
明日は仕事の、今宵も体温を測る
空の弁当箱がつまれて二つ
放屁して黙っている、三日月です
やさしくなりたいから座禅する
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